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ライブラリ全日本気功療術師養成学院


真の気功療術修練の定義と注意

一、真の気功とは、人体を造りかえる技術であるべきである。

二、真の気功とは、修練により得られる効果は限りなく停滞があってはならない。

三、真の気功とは、人体の生命エネルギーをバランスよく無限大に増幅させることを核心とするべきである。

四、真の気功とは、本質的に修練時の方位、時間帯、師伝、流派と関係なく、唯一生命力の増強の有無が確証となる。

五、真の気功とは、自己をコントロールと日々の進化を求める技術であり、気功の修練が潜在と顕在の世俗を超越し体の素質と生命力を生まれ変わらせる。

六、真の気功とは、私たちを大宇宙、森羅万物と一体化させてくれる。

七、真の気功とは、私たちが内より外へ、平面から立体に、自己認識し自由に自身の体をコントロールできるように導いてくれる。

八、真の気功とは、私たちに真の慈悲を教え、それを実行する気力も与えてくれる。

九、世間に流行る幾多の気功流派・方法には、長所がある反面、皆それぞれに種々の欠陥もあるということを理解すべきである。

十、世間に流行る気功法の90%は、心身調整が出来、精神状態も良好の効果があるが時効が過ぎると停滞期に陥ってしまう。いざ自分も修練に立ち留まった状態だと判断したら、如何に親切な先生に教わったどんな有名な気功法であっても、ただちにその気功を手放し、新しい新気功法を見つけることを勧める。

十一、真の気功を修練する者は、現代医学から古代医学、中医学、心理学、物理学、化学、文学、歴史学、宗教学、武術、天文などの知識を広く学ぶべきである。

十二、真の気功を修練する者は、鋼鉄のような堅い意志・理性と論理的判断力を持ち合わせてはじめて偽物を本物だという見間違えを避けられる。もしも、表面的な快感や超能力、神秘現象の本質を見抜けなければ自己陶酔や邪道に思い上がって自惚れしてしまうことになる。

十三、真の気功を修練する者は、病気を持っているなら、まず気功修練で自己の病気を治すべきである。体を治す修業が本格的に気功修練を始める前の予備期間となる。

十四、人間にとっては、数えきれない病名が挙げられるが、その誘因はただ一つ!つまり、生命力と生命エネルギーの不足である。この増強こそが気功修練の目標と位置づけられる。

十五、真の気功を修練する者は、「高々山頂立、深々海底行」(高峰から眺め、深い海の底を歩むつもりで、千里の道も一歩より)を座右にし、「不老不死」という究極的な目的を追求して行くべきである。

十六、真の気功を修練する者は、いつも楽しく、明るく、益々幸せいっぱいに満ち溢れる生き方をし、何事も実行する前に心意を思い巡らし常に先手に決められるようになる。よって自分の運命を改造できるようになる。

十七、真の気功を修練する者は、時間も空間も透明に見透せ何一つ視界を妨げるものはなくなる。よって世の中のすべてを直視でき恐れるものも無くなる。

十八、真の気功を修練する者は、「いつの間にか、この身が大宇宙の万物に溶け込み、やがて一つに重なって行く」という感覚が身につく。

十九、真の気功を修練する者は、「忍耐・忍受・平心・静気・以納・以化・実用・活用の八大要素」が不可欠。耐えに耐えて、平常心を保ち、気を静めて、少しずつ浸透して体を馴染ませ、変化させ、やがて実用も活用も出来るようになる。

二十、真の気功を修練する者は、修練を行って現れる超能力という現象を、客観的な眼で科学的検証を繰り返して確認すべきである。理性と論理的な判断力で真贋を見極めなければならない。

全日本気功療術師養成学院
主任講師 梁 蔭全



気功療術師養成講座 DVD教材一覧

気功療術師養成講座 DVD教材一覧

(講座内容に合わせて1枚づつお渡しします)



「全日本気功療術師養成学院の第1回養成講座の成功について」

私は、何十年も前から気功療術の施術をはじめて以来、毎日8時間に及ぶ修練を続け、夢の中にも厳しい気功の修練や新しい施術の開発に没頭する自分がいます。そのような日々で、病苦に苦しむ患者さんの対応と施術療法を考え続けてきました。私は、私のもとを訪れる方々の病苦を癒す自信を持っておりますが、日々の施術で今までに考えられなかった病苦に遭遇することが多くなっていました。そして、様々な病苦を施術している中で気づいたことがあります。
現代を生きる人々が、100年前には地球上に存在しなかった化学物質や有害物質を吸い続け食べ続けていることです。
自然の摂理や大宇宙のバランスを壊してしまうこれらの行為が、今までに考えられないような病苦を生み出しているということなのです。さらに、この環境に置かれている私たちは、ほとんどそのことに気付いておりません。しかしながら、この現実は誰にも変えることはできないでいたのです。
私は厳しい修練と研究の末に、この現実を踏まえて、まったく新しい気功療術を創りあげることを決意しました。そして年齢・性別・経験に関係なく誰でもが、一定の修練を積めば「人体のバランスを正し」「生命力を強化させて病苦を断つ」ことができる気功療術を完成させたのです。そして、私が創りあげた気功療術をより多くの方々に体得していただくために「全日本気功療術師養成学院」の設立を決意したのです。

第1回気功療術師養成講座の開講は2012年9月から3か月間でした。その期間中に私は、数々の感動する出来事や真摯に努力する多くの受講生に出会いました。受講生の皆様に心より感謝を申し上げます。
短期間の集中養成講座ではありましたが、修練や20数種にも及ぶ秘伝の気功法や療法の学習は並々ならぬ厳しさがあったと思います。しかし、受講生の方々は諦めず最後まで続けてこられました。
受講生の中には、老々介護のために技術を習得したいと受講された86歳を筆頭に70代の方が10名以上おられました。また、会社の社長さんや芸術家、漢方医、鍼灸師、学者、医師、気功師、高名な太極拳名人、現在ガン治療中の方や、毎回新幹線を利用して受講された遠方の方など、20代から80代までの受講生が第1回の全日本気功療術師養成講座を無事修了されました。
養成講座での実践修練では、2時間以上の立ち姿での療術修練が行われますが、講座開始初日は10分ほどで疲れや痛みを感じていた受講生も、講座の進展により体質と生命力が増強され、講座修了時点では2時間から2時間半に及ぶ気功法の立ち姿でもまったく疲れを感じなくなっておりました。
気功療術修練の立ち姿は10分から初めて、最終的に120分以上持続できるようになったのは、修練により「気」のめぐりがよくなり、体質と生命力が大幅に強められたという証です。
講座指導中に、受講生の生命力が高まっていくという状況を見るにつけ、受講生の熱意に応える指導を続ける責任と喜びに満ちていく自分がおりました。私は、これからも、2回、3回と養成講座を続けながら、受講される方々の人体免疫力が高まり、気功療術をマスターして体のバランスを保ち、生命力の増強を得ていただけるように、更なる研究と実践指導を行ってまいります。

ここにて、中国養生法普及会会長王廷娟先生、王気功事務所代表王博陽先生、NPO法人気功文化センター理事長劉超先生、日華堂中医整体名家伍晏徹先生、TECHNIGAL、㈱フジックス須藤修一社長、某学校法人理事王豊先生、SMILE BODY STUDIO代表櫻木五美先生など、各位先生方のご友人、最後まで毎週お見えになり、感謝致します。同時にお忙しい中、現場で励まし、支持を頂きましたNPO法人医学気功研究学員長山田千鶴子先生、日中武術交流協会会長常松勝先生、中国伝統武功会長劉湘穂先生、中国気功武術会会長李志明先生、在日中国気功太極拳協会会長談衛東先生、漢方名医鐘良辰先生、中国民族舞著名舞踏家鐘雪先生、全日本気功師会会長張永祥先生、等の友人と先生方に感謝申し上げます。又、日本赤十字大学名誉教授川島先生より祝賀の花束を頂き、元全国知事会会長梶原先生が気功療術養成学院の発展の為に企画、助言を頂き御礼申し上げます。又、授業の合間に全課程の教材DVDを作成して頂きました邉見市雄様、協力編集の品田直明様、永井勝重様、石田靖佳様、受付の山田嘉子様、石塚秋音様、籃健吉様、翻訳の范秀菊様の方々に御礼申し上げます。

第1回全日本気功療術養成講座は、多くの皆様のご協力とご支援によって成功を収めることができました。歳月が流れても、皆様の友情を心に刻み永遠に忘れないでしょう。皆様の心身の健康と安らぎをこの場を借りてお祈り申し上げます。
自宅復習も含めた約90日間に及ぶ養成講座を受講された方々の体は受講前より確実に強化されております。また、大多数の方は「外気」を発することができ、病苦に苦しむ方々に対して施術ができるようになりました。養成講座で学んだ気功療術とは、体育運動のように人体の力を駆使して行うものではありません。そして、宗教的な行為でもないことを理解してください。気功療術とは、人体の生命力のエネルギーを増加させて人体を自発的に改造進化させる技術なのです。そこには、肉体と意識である第二潜在能力系統を使って人体開発を行う技術も含まれています。

「命は我にあり、天にあらず」必ず自分の体を自由自在にコントロールできるようになります。

養成講座の第一段から第八段までの課程は、人体が宇宙に向かって溶け込む関門であります。私がはっきり申し上げることができるのは、受講修了生の皆様が、これらの練功の内容に沿って日々修練していけば、自分の体を自由自在にコントロールすることができ、自身の生命力が持続向上して今後何十年の健康の維持が保証できます。

全日本気功療術師養成学院
主任講師 梁 蔭全



第一回 気功療術師養成講座 驚きの体験の連続

気功の仕事をはじめて間もなく、お客様の紹介でリャン先生に出会い、幸運にも気功療術師養成講座に参加させていただきました。そして、3ヶ月間、大変な驚きの体験の連続でした。

まず、最初の驚きの体験は、自分の身体に起こった好転反応でした。
気功法第3段の内臓吸気法。
「これをやると、病気になる」という先生の言葉通り、様々な病気になりました。
この気功法の最中、お腹がキリキリ痛み、数日間続けると、38度の発熱。ひどい風邪をひいたように咳まででて、治まったかと安心すると、今度は、ひどいめまいで立ち上がれず、治まったかと思うと、胃腸が荒れたり、皮膚がかゆくなったり、様々の症状が現れては消えていきました。そして、ひとつの症状がでて、消えていくごとに、身体が鎧を脱いだように、すっきりとしていきました。
自分の身体の中にあった、病気、隠れていた症状が、鎧のように、重く負担をかけていたのだということに、気がつきました。

次の驚きは、父に糖尿病の療術を試みた時でした。
ちょうど、講座で糖尿病へのアプローチを教えていただいたばかりの時、父の糖尿病が悪化しました。早速、習ったばかりの療術を試してみたところ、次の病院の検査で、糖尿病ではない数値に下がっていました。
これには、父が大変驚き、そして、喜んでくれました。
気功の仕事をしていながらも、気功療術の効果が、ここまではっきり、すぐに、検査の数字になって表れるとは思っておらず、大変驚き、そして、気功は本当に効果があるということを実感しました。

3番目の驚きの体験は、5才のお子様のぜんそくを遠隔で拝見させていただいた時です。
講座にて、遠隔療法を教えていただき、早速試みました。そのお子様は、その夜、すっきりして、咳もなく、よく眠れたとのことで、大変安心いたしました。
遠隔でも充分な成果があるということを実感させていただきました。

4番目に驚いたのは、長い間寝たきりの鬱の方へさせていただいた遠隔療法の体験でした。
病院に長く入院しても、治らず、ご実家の自室で寝たきりの方でした。早速講座で教えていただいた、鬱の療術をさせていただいたところ、4回ほどの施術で、起きて家族とご飯を食べることができるようになりました。その後、回を重ねるごとに、買い物にでかけられるようになり、旅行に行かれるようになり、とうとう、東京で一人暮らしができるまでに回復されました。
これには、私の方が驚き、そして、とてもうれしく、本当に安心いたしました。

このように、3ヶ月間。気功療術師養成講座で教えていただいた気功療術の効果を驚きの体験をとおして、しっかりと実感いたしました。

このすばらしい、「気功」を、一人でも多くの方に知っていただき、体験していただけるよう、気功の練習を続けながら、長生きをして、日々、丁寧にお伝えしていきたいと思っています。

本当にありがとうございました。

星野 真木



20年前に気功療術を学んだ生徒達からの感謝の言葉

気功療術師養成講座 生徒さんからの感謝の言葉

(生徒たちから送られた色紙)



「気功療術」と「禅の境地」

●禅美術館・東京佛教芸術館で気功療術を修練する訳
私の長年の夢は、30年以上の時間をかけて収集した古今東西の禅・佛の書画、仏像を展示する美術館を設け、数多くの書画や羅漢や菩薩の中で気功療術を演習することでした。
もちろん私は仏教の信者ではありませんが、東洋の養生文化が深く仏教諸法の影響を受けているため、幼いころから仏学に興味を持つことは必然でした。そして、気功療術を本格的に始めたころより収集所蔵してきた数々の仏教美術を、全日本気功療術師養成学院の開設を機に、「禅美術館」を併設し展示公開することにしたのです。
禅美術館に展示している書の中には、100歳を超えた高僧の直筆による15メートルにも及ぶ「金剛経」の丹砂写経や、幾百年の歳月を経た仏像から近現代の名人による仏教芸術の創作、また歴史的にも価値のある希少な仏教美術品が数多く展示されています。

この禅美術館の特徴は希少高価なコレクションという価値よりも、展示されている仏像、書画、仏教諸法のすべてには宇宙エネルギーが溢れているという点にあります。
なぜならば、すべての希少美術品には多大な心力と知恵と願望が注ぎ入れられ、自然摂理の真諦(仏教の絶対の真理。根本・究極の真理)を見事に具現化させ、数百年の時を経て今日われわれの前に姿を見せてくれているからです。
現在展示している所蔵美術品は、まだごく一部ですので、中国より日本に運ぶ手続きが終了し到着次第、新たに「東京佛教芸術博物館」として設立する予定でおります。
また、私は「禅美術館」を敬称で「耕雲種月無相忘心一得舎」とも名づけました。これは、気功療術師たちが大勢集まって、宇宙のエネルギーをより一層吸収する修練ができるようにとの願いを込めたものです。
つまり、禅と気功療術の修業には六境地のあることを暗示しているのです。

全日本気功療術師養成学院
主任講師 梁 蔭全



「四大禅境」から「六境地」へ

●耕雲
気功療術の修業で、人体を開放し生体の小宇宙を天体の大宇宙と融合し同化させることで、心とはすなわち万物でありながらも万物とならずに自身と一体化することです。もしもこのレベルに到達できれば、人と雲、つまり、人とあらゆる自然界のものとの間には、何一つ隔たりがない状態になり、気功療術修練者が思うままに宇宙エネルギーを活かして自らの病を治し、他人を癒すこともできるのです。

●種月
気功療術の修練を積み上げることで、自然の摂理と渾然一体となり万物を自己の力として利用できるようになということです。「天の雲を田んぼのように耕し、月を苗のように植える…」つまり、何事にもとらわれずに物質とエネルギーの間を自由自在に行き来できるということです。修練を積み上げた気功療術師は、天地の本質がわかりはじめ、念力により天候のコントロールができるようになり、さらには、大きなスケールで時空エネルギーを吸収・活用することができるようになり、同時に様々な超能力現象も操れるようになるのです。

●無相
本来仏教では、偶像礼拝や文字記録を一切行わなかった。真の仏法は内なる知恵の領域にしか求められず、偶像から得られるものではないと説いています。
しかし、千年来仏教では仏経や仏像に対する礼拝や法事儀式にこだわり、仏法の本質を悟る努力より人気僧侶を偶像化するまでに成り下がってしまった。
今回、私が収集し展示する多くの仏像、書画の目的は次のごとくであります。気功療術の修練を続ける療術師でも、仏像を観たときに心に現れる崇拝妄想は禁じ得ないでしょう。
しかし、二つ、三つ、それ以上の仏像を観ていくと礼拝妄想はなくなり、次第に安らぎと喜びの幻想が湧き心が癒されるようになります。さらに、数十数百の仏像、仏画を観つづけたときには雑念が取り除かれ、ただただ癒されるという気を感じるようになるでしょう。
全日本気功療術師養成学院に併設された、「禅美術館」である「耕雲種月無相忘心一得舎」で修練するということは、数多くの仏像、書画、仏教諸法に囲まれて宇宙エネルギーを感じ吸収できるということでもあります。そして、更なる気功の療術修練を行うことで、生体のバランスと超バランスを手に入れ、体内の細胞という細胞も深い喜びと無限の生命力を体得していただきたいと思います。この体得こそが、禅気功と気功療術の「以有相破無相的無上心法」=(見えるものから、観えないものを見いだす「有相」)という形式を以って真髄を看破するというスーパー意識コントロール・テクニック「無相」なのです。
気功療術修練者は、崇拝の思いをめぐらさず、古人、先人が人生の真諦を探求する信念に従い、禅美術館に展示した数々の仏像、仏画を観て深遠で強い念力を得て、自身の存在さえを忘れ、自分自身を無限大の時間と空間の中に溶かしていく「無相」のテクニックを体得することを祈願します。

●忘心
「心」とはいわゆる感覚・知覚および知・情・意の働きのことを言うが、道家では「神」と称し、仏家では「八識」と分けている。深層には、あらや識、まな識、所識、蔵識…とある。
人の生体を一軒の家とすれば、「心」がその家の主人公となる。生体という一軒の家の「美・醜・善・悪」は、すべて心の点検管理の度合いによって評価されることになる。「心」は禅の源となり、悪の根底ともなる。「心」は生命エネルギーの消耗や宇宙エネルギーの吸収、生命力の増強に関係する主役です。
気功療術修練者は、常に「心」の動きや状態に注意を払い、「修身(体を鍛える)」よりも「修心(心を磨く)」が先行する。仮に「耕雲・種月・無相」の3境地に達したとしても、そのレベルをキープするために、なおさら奥深き心底から滲み出る静寂を味わ必要があります。まるで、空虚の中に漂う幻の蜃気楼を見た心境になり、意識と深層意識の中で忘れていく…。すなわち、その境地が「忘心」なのです。

●一得
耕雲・種月・無相・忘心の四大境地の修得を終えた療術師は、気功療術師としての技術もレベルアップし、現代を生きる人々が最も恐れているガンをはじめ難病や慢性病にも対応できる療術が使いこなせるはずです。病に苦しんでいる人たちを救えるという技術的な喜びと醍醐味を実感として得られるこの時期を「一得」と称します。

●舎(捨てる)
人は生まれながらにして物欲の中にいます。中には必要以上に欲しがり、守銭奴のようになる人さえいるのです。気功療術師においても、自分自身の生命力を増強する時間・空間・太陽・月・森羅万象からエネルギーを吸収するための修練を続けます。しかし、気功療術師における最高の境地とは、ひたすら獲得するというだけの欲ではなく、捨てるという境地にも自身を高めなければなりません。
中国の先哲である老子は、「将来自分の身に大きな災いがやってくることを知っている。わが身が存在するがゆえに、災いのもととなる。」と言っています。
つまり、どんなに強い肉体・精神であっても、限度があり形のある身体と物質を捨てなければいずれは滅びるのです。
欲を放棄してこそ、はじめて限りなく深遠な時空の中で万象に溶け合うことができ、無限大の宇宙空間を手に入れることとなるのです。むろん、形のある生体を維持する必要があるし、肉体が仙人・仏となる「金光の大道」を求めて絶え間なく生命力を増強しなければならないことは当然です。
つまり、ここで言う欲の「放棄」とは、気功療術師は雑念を「捨てる」ということなのです。気功療術の修練者においては、くれぐれもこのことを理解していただきたいと思います。
以上、禅美術館・「耕雲種月無相忘心一得舎」にて気功療術を修練する方々にお伝えしたい「四大禅境」から「六境地」へという「禅の境地」をここに明記させていただきました。

全日本気功療術師養成学院
主任講師 梁 蔭全

主催

共催

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